いい題名を考えるには慌ただしすぎるのさ。やつらはいつも、しゃぶくれてるのさ。

フィッシュマンズより銀杏BOYZな時間が到来しています。色々あって、結局昨日はほとんど寝ずに、今日は湯島天神に行き、髪を切りました。

3年ほど前から、年齢不詳のおそらく30代半ばの、とても感じのいい、笑顔の具合のとてもいい、左の胸についているラコステのワニのワンポイントのすごくまぶしい、それはまるで元気印とでもいうようなはっきりとした緑のワニで、体長の3分の一がアゴだとか、アントニオ猪木も顔負けだとか、そんなことは思えないようなきらめくワニ、ワニ、いや、今はワニの話ではなく、ラコステはテニス選手の名前だけれど、そういった人物の話ではなく、まさしく美容師の話、年齢不詳のおそらく30代半ばの、とても感じのいい、笑顔の具合のとてもいい、お姉さんのような、お姉さんよりはおばさんにちかいお姉さん、僕の髪をここ3年ほど切り続けている、そしてそのほかの人の髪をそれはもう長年切っているであろうお姉さんの話で、その人はとてももの覚えがいい人で、昨年の夏の終わりごろ、僕が彼女に伸びすぎて気持ち悪くなった髪を切られながら高橋源一郎をお勧めしたことを覚えていて、それどころではなくペンギン村に陽は落ちて、をしっかり読んでいらっしゃっていて、「意味不明」というしっかりした感想を持っていらっしゃって、僕はいたく感動してしまいました。それで、今日も伸びすぎで気持ち悪くなった髪を新時代のテクノカットのようにされながら、(もみあげの毛がほとんどないので、短くするとテクノカットになってしまうのだ)枡野浩一をお勧めして、昨晩から午前中にかけて一緒にしゃぶくれた仲間のことを思い出し、一緒にしゃぶくれる仲間とその美容師が生きている限り、僕は東京にちょくちょく戻ってきても楽しいんだなと思って安心しているところです。「しゃぶくれる」ってどういう意味だか全然わかりませんが。