あえて冬に向かって歩き出す歌を。それを口ずさむ勇気を。

納戸から4年くらい前に友達からもらったウイイレ8が出てきたので、メキシコ代表をチョイスしてやっていたが、1得点もできずに6時間が経過する。(ちなみコンピューターのレベルは星三つ)やっぱりゲームのセンスのなさは抜群。

ワンピースをずっとルパン三世のパクリだと思っていて(キャラの構成など)全く読まなかったのだけれど、今日ひょんなことからアニメの1から8話を見て、ちょっとかっこいいと思った。赤ひげのなんとかってやつとか。

シカゴ・アンダーグラウンド・デュオのsynethesiaというアルバムがなかなかよかった。

ガルシア・マルケス/予告された殺人の記録を読む。桐野夏生の「グロテスク」と同じ手法かなと読み始めに思ったが、似て非なるものでこちらのほうが数段上だった。しっかりと書き込まれているにもかかわらず冗長にならずにまとまっていて、さまざまな人物が流れるように時間のバトンをつないでいくプロットの作り込みが感動するほどうまい。アーヴィングにしろガルシア・マルケスにしろいかに読ませるかということに長けている。読ませる一方で盛り込んでくる。カーニバル(集団の狂気)や、宗教的なものをレーズンやチーズのように盛り込んでくるところが憎い。村上春樹もそういう意味ですぐれた作家なのだろう。そしてただ、彼のラノベええかっこしいをまぜこぜにしたような話が僕の性に合わないとうことなのだろう。村上春樹をやっつけるためにはもっと彼の作品を読まないといけないと思って「羊をめぐる冒険」を読み始めた。と友人に言ったら「お前どうせまた批判するだけだからもう読まなくていいよ」と言われたので、読後の感想には讃辞しか送らないことにする。

卒業ライブの最後の曲でなぜか僕がボーカルとギターをやることになってしまった。最初は僕がベースを弾きながら隠れて歌おうかと思っていたのだが、ギターが一本余ることになり、その人に歌わせることにした。けれどもそのギターの彼に「君のほうがしっくりくる」と言われてやることになってしまった。バンドでは一番やりたくないと思っていたパートなのに、ステージの真ん中に立つようなところを想像すると恥ずかしくて死にそう。ギターはまともに弾かないと思う。たぶんつんざくようなノイズを出してごまかす。やさしげないい曲だけど。

それでほかの曲を練習していたのだが、やたら難しくって後悔する。こんなことならAztec Cameraとか、誰も聴かないだろうから、彼らの曲を簡単にコピーして、適当に日本語で歌詞つけて、「オリジナルでーす」なんていってぬるぬるやって、誰も騙されてることに気付かずぽかんと聴いているのを、心の中で大爆笑しながらやるっていうライブにすればよかった。

Walk Out to Winter/Aztec Camera

彼らを見てて思うのは重要なのは楽器のテクニックじゃないってこと。80年代初頭、不況のイギリスにてパンクの裏で歌われていたネオアコだけあって、歌詞もなんとなく今の世相とかぶる。