秋の日は釣瓶落とし(reprise)

昨晩は、寒さで全然眠れなかった。毛布が一枚ベッドから落ちただけで目が覚めるくらい寒かった。妻ができて、子供ができる夢を見た。
古本市でレジと搬出のバイトをした。まじめにやったら疲れたが、まじめにやって疲れたかったのでよい。魔女の宅急便のオソノさんのようなおばさんと、にこにこぷんのポロリみたいなおじさんがやっている近くの古本屋のブースを手伝った。ドゥルーズ=ガダリの本は以前に比べて売れにくくなっているらしい。釣瓶落としの夕日の中、水色のマフラーを巻いた背の高いお姉さんがボリス・ヴィアン全集の8巻を買ったり、カラシ色のセーターを着たきれいな人が赤瀬川原平の何かを買って行ったりしてうれしかった。前期僕に100点をくれた工学部の教授も現れた。顔を覚えてもらっていた。その後搬出の仕事をしていたらおじさんとおばさんにキレがいいと言われ気に入られ、ちょっと多めに給料をもらった。充実した休日を過ごさせてもらったのにお金までもらってしまった。生まれて初めて自分でお金を稼いだ。なんだか申し訳ない気持ちになった。
CD借りに行こっと。