合格発表まで冷凍されてたい

京都は、大学の規模のわりに街が小さいせいか受験生でごった返していました。今年の折田先生像は僕のよく知らないキャラクタでした。一日目、数学が終わった時点で、今までの模試の中で一番できてしまったことに驚くとともにもう受かったと思い込んで、やっぱ前日からやってた願掛けがよかったのかなぁとか思いながら(知り合いに教えてもらったここには書けない願掛け)、ベッドの上で何度もジャンプしつつ、めんどくさくなって願掛けをせずに寝てしまったのがいけなかったのでしょうか神様。今日の英語は最悪でした。英作文では全く英単語が思い浮かんでこないし、和訳は量が少ないけれど、文章を理解しないと訳語が決まらないタイプで、一通り終わっても時間は30分余ってるのに、かつ知らない単語もそんなにないのに、訳にまったく確信が持てない。events=出来事とかそのままやるとドボンな気がして、訳語がいまいち決定しきれずに、大問1の文章は中身もいまいちつかめず、目標の100点には届いていない気がします。世界史も記述問題をさっと見た瞬間は、やっぱり昨日できたのも願掛けのおかげってわけではないのかと思ったのですが、中国史がやたら難しく、即座に前言を撤回しました。結果五分五分です。
試験官の比較的若い先生が、国語の試験の最中に僕の答案をじっくり読んできて、追い払うのにとても苦労しました。その後彼は手で腿を叩き出し、右手と左手がポリリズムになっている複雑なビートを刻みながら見回りをしていました。気が向いたら、そして僕が合格していたら、一緒にバンドやりましょうね。
それから小学校の時に物凄く親しかった友達に会いました。彼は僕にもまして強欲な人間で、他人が吐いたガムを食べるような人間だったのですが、僕からはなぜか物を取り上げない、という奇妙な関係でした。よく本の話などをしていました。彼は僕とは対照的に第一志望の私立中学に行ってしまったのですが、6年ぶりの奇遇な邂逅でした。でも向こうはなぜだか僕が京大文学部志望だったことを知っていたみたいで、あまり驚いていなかったみたいです。
手持無沙汰に京都タワーにのぼったら、浪人生のクレラップ氏(おかっぱ頭のせいで近所の小学生にそう呼ばれているらしい。彼は月曜会、これは浪人生数人で集まって毎週月曜日に埼玉の某所のTSUTAYAにゆき、何か一つテーマを決めてアダルトビデオを借りる会なのだが最後のほうはテーマがネタ切れしてきて「男優の顔がおもしろいやつ」とかになってたらしい、の筆頭であり、音楽の趣味がマニアックで、変なファッションをしている大変好ましい好青年)に会ったりもしました。
明日からは、気を紛らわすために一ヶ月後のライブに向けて指がなくなるぐらいの勢いでベースを弾きこもうと思います。晴れてたらジョギングもしよっと。