朝青龍にうさみみが生えた日

今朝もテレビを見ていたら昨日の朝青龍についてやっていて、「彼は千秋楽で白鵬に負けた瞬間にいきなり猛練習しだして、一時間くらいの付け焼刃練習で優勝決定戦に勝ってしまいましたよ」というような編集になっていた。気づくと彼は土俵の上でイソップの童話も吹き飛んでしまうくらいの笑顔で涙を流していて、普段だったら「屋根が落ちてきて今すぐ潰れてしまえ」と思うところなのだが、時期が時期なので、ああ、受験もこんな風にやればいいのか、と感心してしまった。

要するに、「コツコツ頑張った人が勝ちます」なんていうのはイソップ童話を小さい頃に読まされすぎた日本人の固定観念であって、そう考えないと努力が報われないから、そう考えないとだれも努力しなくなるからそう考えているわけなのです。結論としては、勝つ人が勝し、負ける人が負ける、ということであって、うさぎばっか勝つし亀も普通は負ける。

ただ、ここで一つ言えるのは、果たして勝つことが必ずしも正解ではないということ。うさぎは亀の体験ができないし、亀はうさぎの体験ができない。勝ち負けは経験の一部に過ぎません。亀がゆっくりいろいろやって見つけたものをうさぎは見落としているし、逆もまたしかり。だから、変にうさぎに対して憎しみだとか羨望だとかを抱いてはいけないのです。ウサギはいつでもそこここにいるんだし。僕にもうさみみが生えてくるかもしれないし。まあなるようにやろうと思う。あと一か月!

取れ高帳
MKB2-1:誘惑に駆られて答えを見まくる。それでもわからないところがある。 EK1-2 WK1-2(回答冊子についてたやつを無料で) 世界史一問一答8章残りと6章 
7時間近くはやったはずだが、数学に軽く3時間以上とられたのであまり進まず。 早く学校終わってほしい。 そういえば、数2の授業が今日で終わったのだが、彼は最後まで「自分のやっていることは常に正しい」とそう信じて疑わない人間だった。実際に徳のある人がこういう考えを持っていると、それはその徳にさらに付加価値をつけるのだが、大したことない人間が大したことないにもかかわらずこんな考えを持っている場合には迷惑千万である。最後までなんとなく的外れだったし。持ってきてくれる問題だけはよかったけれど。