とめてくれるなおっかさん 背中の銀杏泣いている 男東大どこへ行く

新年明けて四日ですが、全然なんもやっとらんことを昨日の今頃反省していたのもまぁそんなに良くはないのですが、今日は最悪だったね。朝6時に起きたのにバカルディおぎやはぎの動画を見て笑いまくっていたらいつの間にかお昼回ってて、飯食って机の前に座る前に寝て、起きたら妹がダウンタウンの番組の録画を見ていたので見てしまったりなんだりで、明日は学校の自習室開くみたいなんで結局あそこにお世話になろうかと思っている次第です。

正月は毎年本を読むのか慣習なのですが、今年はスタジオボイスのバックナンバー2冊と(川崎のブックオフのマガジンコーナーがボイスだらけになってた)大昔に図書館で廃本になったのをもらってきた広告批評2冊、それから元日に思い出させられたということで別役実の「虫づくし」と、橋本治無花果少年と売瓜小僧(いちじくぼーいとうりうりぼーや)」というラインナップでした。広告批評の冒頭についている橋本治の愚痴のような評論のような日記も併せて読んでいたのでちょっとした橋本治祭りだったのです。(桃尻娘シリーズの文体はずっとこんな感じ)で、京大の国語の過去問の出典に目を通していたら、橋本治がしっかり出ていて、まあまあ彼は東大出身なのだけれども、ふふんと鼻で笑った僕なのでした。

虫づくしに関しては荒唐無稽な娯楽本で読む価値何ってこれっぽっちもないのだけれど、「無花果少年と瓜売り小僧」は今は絶版になっている桃尻娘シリーズの第四部でちゅー大生のがっつりむっちりやおい小説なわけです。大学行く気も失せてしまう。それを読んだ日の深夜にテレビで「メゾンドヒミコ」やってたりして、明けて次の日は朝から相変わらず箱根駅伝なんか流していて、もう気持ち悪くって気持ち悪くって頭の中はすっかり男色。

その割には広告批評は両方とも橋本治氏のイラク戦争に対する見解などが述べられている回で、最近の橋本氏はふざけの利きが弱いのだけれど、やっぱり格差社会とか訴えている連中には全員底辺社会がやってくることも辞さないんだろうなぁ問い詰めてみたりしたくなったりする。勝間和代とかちょっとカルト入ってる感じで流行りだしたが、(新聞に載ってた羽生善治との対談が一切噛み合ってなくてめちゃくちゃ面白かった)だいたい勝つことがいいことだと思ってる時点で浅いというかなんというか、(名前に勝が入ってることから判断しただけだが)流行りの漫画を読みなおせってんだよ。もうそれこそ、趣味はテロです、なんていうやつが出てくるぐらいの日本にならないと「格差社会」とか言ってみたってピンとこなさんのよ。それにしても、イスラム圏以外で起こるテロと、イスラム圏で起きるテロの重みの違い、それは報道量の違い、報道方法の違い、それらを受け止める僕らの心持の違い、そのあたりすべてが影響しているのだと思うのだけれど、それこそ格差社会であります。

それから、去年の前半まではエコブームだったけれど、景気が後退していくさなかにどれだけその残り香が残るか。perfumeもどのくらい香っているか。そんなところに注目していきたいね。それから、「デジオ」の流れはニコニコ動画の前からあったんだねってことがボイスを読んでてわかった。あ、あと、アニメソングのメロディのカロリーの高さにやられています。超ベタだけど、そこがいい。

てな感じで、どうなるんだろうか今年。00年代最後の年。往々にして評価は5年後にやってくるのですが、10年後には笑って思い返せるような一年にしたいです。たとえ浪人したとしても。